ストレスの誤解 vol.6

『思い切り 楽しい』ヨガフェスタ横浜 vol.6
今回は、『思い切り 楽しい』ヨガフェスタ横浜を、更に楽しむ為、ストレスについて書いてみます。
これも実は、世間との乖離があるような気がしてます。
ストレスと言うと、一般的に悪いことのような印象があります。
〇〇がストレスだ!
めちゃくちゃストレス浴びてる!
というような会話は、当たり前のようにありますよね。僕も使います。
が、厳密にはその言葉の使い方、間違えなのです。
ストレスという言葉は、機械工学の専門用語から来ているようです。
『外力が物体に加わった場合の歪み・不均衡をストレスという』
例えば、風船を1の力で圧すか、10の力で圧すかによって、風船の形は変わります。
この時の風船の形・状態をストレスと言い、そして刺激をストレッサーと呼んでいます。
又、風船の種類が違えば、1のストレッサー刺激で、パンクする風船もあれば、形に殆ど変化のない風船もあります。
仮に、風船が人だとすると、更にイメージがつきやすいですね。
会社で一度怒られただけで、びっくりする程マインド削られる人もいれば、全く反省さえないような人もいます。
纏めると、外部刺激をストレッサーと呼び、ストレッサーがもたらす事で歪みが生じ、心や身体に幾つもの反応が起こる事がストレスです。
だからといって、全てのストレッサーに鈍感になれるようなトレーニングは難しいですし、鈍感になる事自体が本当に成長なのか?という疑問もあります。
(ヨガの本質の一部には、そのような修行的側面も有るのかもしれませんね!)
ここで、1番怖いのは、歯を食いしばり頑張り続ける事です。
昭和の時代の多くの人は、こんな風な根性論、努力論を振り絞るように、歯を食いしばって乗り越えて来たのでしょう。
その精神力は本当に驚きますし、僕の母をみていても、丸っ切り根性が違うなぁと、感じる事は、一度や二度ではありませんでした。
但し、医学的には、ここに落とし穴があるのです。その落とし穴については、次回にお話します。
ストレッサーによって受けた、皆さんの心の歪みや痛みの状態が、ストレスになるのですが、言い換えれば交感神経優位とも言えます。
となると、やはり交感神経は悪者?に着地しそうですが、
やはりそうではないのです。
解剖学や生理学の本には、闘争・逃走と言う言葉が掲げられてますが、いかに殺伐ととした日本であっても、毎日、毎日、やったやられたの世界に身を置けるとしたら、これもう反社、暴力団の世界になります。
多くの方は、太古の昔の肉体的緊張よりも、精神緊張に悩まされているかと思います。便利なはずのインターネットの普及は加速度を増してマインドに負荷をかけてきます。
そんな時こそ…だからこそ…マインド刺激のストレッサーから解放される為に何をするのかと言うと、フィジカル刺激のストレッサーを浴びる事で、タイプの違う交感神経刺激が得られます。
フィジカル刺激って?となりそうですが、運動の類いがそれにあたり、習慣がないと一人は中々難しいって方もいるかと思います。
四年ぶりのヨガフェスタ横浜へおいで下さい。互いに、互いの背中を、人生の一歩を押して、押されての瞬間があるはずです。
2023 9/18 13:30から僕のクラス。
アナトミック骨盤ヨガでお会いしましょう。
『思い切り、楽しい!』をテーマに、自律神経のゆらぎを味わいます。
yogafest Yokohama 2023公式サイト - yogafest 2023

 


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