どこまでがエビデンス?

 

治まらないコロナ騒動の中、医者や専門家の言う事だから間違えない。素人は黙っていよう。そんな声もみかける。

 

ワクチン賛成派も反対派のそのどちらも、何か自身の信じる方の発信やら情報を元に、どちらかをチョイスをされているのであろう。

 

例えば、今、見たTwitterでは、賛成派のドクターが○○先生でさえ、言われているのだから、何を今更否定しているだ!

(○○先生とは業界で信頼ある大御所なのらしい)

 

 

反対派は、通常10年単位で検証していくようなものを、たかだか1年で完成するはずがない。

 

そもそもインフルエンザワクチンでさえ、どこまで効果があるのか本当の検証なんてわかってないのだから。

 

どちらの言い分もあげていけばキリがない程存在するようだ。

 

それらは、○○という根拠、エビデンスをもとに発言されている。その発言に誰かが絡む?もしくは質問をすれば、そんな事も知らないのなら、調べ直して出直して来い!という始末だ。場合によっては、それを機に炎上というものが起こる。

 

当たり前だか、エビデンスベースになったなら、その分野の専門家にかなうはずはない、しかし問題は、その専門家でさえ意見が割れている。

 

 

今、僕が感じている違和感は賛成、反対といった二極論でない。

 

もとは同じ解剖学、生理学、病理学などを勉強し医学部を卒業しているはずたが、どこからか主張は分かれる(当たり前といったは当たり前だが)。

 

本来、医学に感情が入り込む余地はないはずだ。

例えば、性格が悪いから頭痛薬が効かないと言う事はあってはならないのだ。

 

それなのに、賛成派、反対派の意見は何かの情報を元に別れる。

 

何故、別れるのだろうか?

これに振り回された素人がバカ呼ばわりされる空気感に恐ろしさを感じるのだ。

 

いっそ賛成派反対派の代表者同士、冷静に話あい、『つまりは、ここで矛盾が生じて、行き違いがありましたと発表してくれたなら、スッキリするのだから。しかし、それをした所で、次には『何故あいつが反対派の代表なんだ?誰が決めた?』『何故、あいつが賛成派の代表なんだ?』

となる事も目に見えている。

 

ドクター同士のイザコザを発端に、人間の仲違いがあちこちで起きている。

 

エビデンス武器に悲しい争いはどこまで続くのだろう?

 

 

ー 内田かつのり ー

 


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